交渉力を上げるために必要な外せないポイント

negotiation

この記事を読むベネフィット
▼交渉力が身につきます
▼交渉力の上げ方がわかります
▼交渉が苦手!から抜け出せます
▼交渉が上手になります

交渉力とは何か

辞書での「交渉」の定義は、以下の通り。
特定の問題について相手と話し合うこと。掛け合うこと。

交渉力とはシンプルに言えば、特定の問題について相手と話し合い、
「自分の得たい結果を導き出す力」です。

交渉力を上げるための大事な考え方

交渉は、とにかく相手の状況や狙いを理解することが大事。
利害がぶつかっている(ように見える)状態なら、
自分の希望だけ主張し続けてもうまくまとまりませんよね。

ということで、相手の状況や望みを徹底的に理解することが大事です。

よくあるのは、浅い会話だけでコミュニケーションが完了し、
お互いの本当の状況が理解できないまま、双方の主張だけぶつかりあって
結局お互い不幸な形で交渉が終わってしまうこと。

相手のためにも、そして何よりも自分のためにも、しっかりと相手の状況を理解することが肝です。

「相手を理解する」がポイントです。

交渉を具体的な例で見ていくと

例えば、あなたがミルク(牛乳)の営業だとします。
前代未聞の乳牛逃亡により極度のミルク不足に陥っている中、
超大手チョコレートメーカーのA社から、
「なんとしてでも3日後にミルク1,000Lを持ってきてくれ!!」と言われています。

とはいえ、あなたは他にもチョコレートメーカーのお客さんがいて、
すでに在庫ミルクの割り当ては終わっています。
どうしてもA社の希望には間に合いません。
「なんとか5日待ってほしい」とお願いしても、A社のおっさんからは「ダメ。間に合わない。」としか言われません。

さて、ここでA社の状況を見てみます。
A社は本当に3日後にあなたからミルク1,000Lを買わないといけないのか?
まずここで、色々なパターンがありえます。
A社のおっさん(購買担当)は、工場のおっさんから「3日後に大体1,000Lあれば安全」と強く言われていました。
ただ、実際は3日後に必要なのは500L。なんなら、他のミルクを買うことも、できなくはない。
実はこんな状況ということもあるわけです。

あなたがもう少し具体的に、
「1日にどれくらいミルクを消費するのか」
「最悪の場合、他からの調達ができないか」
という会話ができれば、実は簡単に解決するかもしれない。

一方、人間関係ができていなければ、A社のおっさんの怠慢と雑な扱いで「ダメだ!」としか言われないかもしれない。
あとで書きますが、「交渉は交渉の前から始まっている」という大事な要素もあります。

交渉における「相手への理解」の大切さ

さっきのミルクの例で行くと、
もしあなたがA社のことをよく理解していれば、
1日の最大ミルク消費数量は100Lだから、1,000Lも必要なはずはないと瞬時に判断できますし、
他にミルクを買える取引先が5社はあるから、最悪あそこから買えるだろうという発想もできます。

更に、A社の購買担当のおっさんの先には工場のおっさんが居て、
だいたいいつも購買のおっさんが工場から情報をうまくつかめていないことも知っていれば、
本当に必要な数量を再度確認してもらうように念押しできますし、

実はA社のおっさんはものすごく嫌われてて、他社からも評判が悪いと知っていれば、
他のミルクメーカーも助けてくれないだろうなぁとか、
そうすればあんまりウチの会社に強いことも言えないだろうとか、
交渉の幅がグングン広がってきます。

更に、これはあくまで仮のストーリーの話ですけど、
A社は本当にミルク1,000Lが必要で、間に合わなかったらどうなるのかというと、
スーパー〇〇にチョコレートが出荷できなくなる!という問題があるとします。
仮にその情報を入手したときに、
実はあなたがスーパー〇〇とものすごいコネクションがあって、
事情を説明すればスーパー〇〇が「わかりました、チョコ遅れてもOKですよ」と言えば、
この問題も一応解決はするわけです。

ということで、自分が会話している相手だけじゃなくて、
その周辺情報や先の先の情報などがあると、
自分のオプションがどんどん増えていき、
交渉の結末も良いものに仕上げていくことができます。

交渉は交渉の前から始まっている

さて、交渉自体は、実は交渉の前から始まっています。
事前にどれくらいの情報を持っているか。相手を理解しているか。
ここがかなり交渉の中身を左右してくれるわけです。
だから、「相手の理解」がものすごく大事になります。

だから、普段から良好な関係を築いていたり、
色々な情報を収集する習慣が身についていると、
より有利に交渉を進めやすかったりします。

人間関係、すごく大事ですよね!
色々な人から情報をもらうためにも、
自分から情報を提供してあげたり、他の面で役に立っていたり、
そういう立ち回りができていると、どんどん仕事を進めやすくなったりします。

もちろん、仕事だけじゃなくて、パートナーや家庭での交渉ごとでも
大事になってきますよね(笑)

ぜひ、意識してみて、少しずつ自分の動きやすいように日々の行動を変えてみましょう。

交渉力を鍛えるための大事な3つの方法

観察力を鍛える

交渉では情報の収集や相手を理解することが大事とお伝えしました。そのために、観察力を鍛えましょう。
シンプルに細かいことに注意を払いながら「なぜ?」と考えれば、自然と色々なことに気付けるようになります。
これは日常的に意識してやっていくと、自然と力がついてきます。

抽象化思考力を鍛える

「抽象化」する力があると、物事を俯瞰して見つめることができるので、問題を一気に解決したり、相手が望んでいることをこちらにデメリットなく叶えていることができたり、交渉に役立ちます。
例えば、ある1つの物体をあなたが見ています。
あなたには円(○)に見えているのに、相手は四角(□)だと言い張ってきます。
ここで視点を変えれば、それは「円柱」だったということが分かります。

コニュニケーション力を鍛える

情報を引き出すためにはコミュニケーション力(コミュ力)が必須です。
交渉は必ずしも友好的な関係で行われるものではないですが、
信頼関係の有無で、出てくる情報の質は大きく変わってきます。
逆に、うまく油断をさせたり、相手に話しやすくさせてあげたり、
そのあたりも大事な要素です。コミュ力はぜひ鍛えていきましょう。

交渉力を身につけて、仕事でも人生でも活かしていこう!

交渉力があると、とても生きやすくなります。
さらに、自分も相手もハッピーな交渉ができると、世の中にプラスの価値を生み出していくこともできます。

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